南日本酪農協同株式会社2014編 乳製品やロングセラー飲料のスコールでも有名な宮崎県の南日本酪農協同株式会社さんに訪問させていただきました。 そして、音衛門のために特別に仕込んでくださる低水分の発酵バターを作っていただけることになりました。 宮崎の霧島高原に南日本酪農協同株式会社の観光牧場があります。 会社名からわかるように南日本酪農協同株式会社は酪農家さんが協同出資してつくった会社です。 企業として、乳製品を製造・販売するだけではなく、消費者の皆さんに広く酪農を知ってもらうため、平成3年に体験型牧場『高千穂牧場』をオープンされています。 この高千穂牧場は駐車料金も無料、入場も無料で、企業が地域への感謝の気持ちを形にしておられる牧場です。 広大な敷地に芝生が広がっています。42ha 東京ドーム12個分の広さがあります。 桜並木もシーズンには素晴らしいでしょうね バックに高千穂の峰、韓国岳など 記念撮影を パチリ 霧島温泉の源泉を引いた足湯もあります。 2月に伺いましたが、春のような陽気でポカポカです。 これはなんだ~ NHKが設置、管理しておられるカメラで、NHKニュースなどで霧島高原が紹介されるときは、このカメラからの映像が流れます。 この部屋は牛さんからミルクを頂く搾乳室、 衛生管理がしっかり行われています。 ミルクで はちきれそうなおっぱいが プルン プルン しています。 牛乳ができるまでの看板 ①搾乳⇒②集乳 牛乳ができるまでの看板 ③原料乳検査・貯乳⇒④清浄 牛乳ができるまでの看板 ⑤均質化⇒⑥殺菌 牛乳ができるまでの看板 ⑦充填・品質検査~学校給食 手前の茶色いのはジャージー種 体が小さくてミルクの量も少ないですが、濃厚なミルクです。 これは、高千穂牧場限定のヨーグルト ホルスタインだけでなく、高級なジャージー種のミルクも 入っていて、ふわふわトロトロの絶品です。 昨日も今日も食べに来ました。幸せ~ 牧場にはポニーもいます。 つながれたままだと、ひなたぼっこしているような 優しいまなざしになります。 顔の黒いサフォーク種のヒツジ君 きれいに手入れされたヒツジさんの区画 この瀟洒(しょうしゃ)な建物は何でしょう 答えは こちら 動物のウンチからガスを採取して 電気を起こしています。 ヒツジさん こんにちは ごはんちょうだい~ 人なつっこい子牛君です。 口蹄疫の関係で、今はなかなか牛に接しさせて下さる施設が少ない中、日々の動物君の健康管理のご苦労や、企業の姿勢に頭が下がります。 以上 観光牧場のレポートでした。 南日本酪農さんのミルクプラントです。 掃除が行き届いています、見習わなくてはいけません。 原乳の受け入れ場所とミルクタンクです。 この四角いステンレスの箱が約1時間 スピードを変えながら グルン グルンと回ります。 約40年前に作られたチャーンマシンです。 南日本酪農さんにはこの機械の他に、連続式のチャーンマシンもあります。 ですが、古い機械で、手間と時間をかけて、しかも、人が感覚を研ぎ澄ませながら、原材料に寄り添って、音衛門の使うバターを作って下さっています。 季節や温度、原料の生クリームごとに異なる作業時間、工程を、目で、耳で感じながらバターとバターミルクに仕分けてバターが仕上がって行きます。 効率ばかり優先される昨今ですが、効率が劣っても、古い機械で、人手をかけて丁寧に仕上げるバターは、理屈を超えて、胸を打つ、懐かしい風味がします。 製造工程の心臓部に入れていただきました。 白衣をさらに、着替えて、帽子は3重にかぶっています。手洗い、消毒、ローラーで埃を取って、靴も消毒して入れていただきました。